妊活に必須とされる葉酸ですが、実は毎日の食事では
推奨される摂取量を満たすのが難しい栄養素です。
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葉酸の摂取は妊娠前から

葉酸は、妊娠の超初期と呼ばれる0~4週目に赤ちゃんの細胞分裂が始まり、
4~7週目になると神経や脳が作られ始めます。
葉酸は、赤ちゃんが細胞分裂を行うために必要な栄養素ですが、
妊娠2か月目は人によっては、まだ妊娠に気づいていない時期です。
そのため、妊娠後に「葉酸を摂取しなかった!」と慌てないように
妊娠したい場合には妊娠前から摂取しておくのが望ましいと言われています。
葉酸の推奨摂取量は400μg

「妊娠を希望する1か月前から葉酸の摂取」が推奨されているのですが、
その摂取量は、通常の成人女性の1.5倍にあたる400μg(マイクログラム)です。
毎日の食事で400μgの摂取量は、難しい数値です。
これは、葉酸が水や熱に弱く調理をすると含有量が半分にまで
減ってしまうためです。
さらに、体内での吸収率も約50%と言われているため、
普通に食事をしているだけでは摂取しづらい栄養素なのです。
毎日の食事で葉酸を摂取する場合、茹でたほうれん草なら
約1.5キロが必要になってしまいますが、
毎日これだけの量を食べ続けるのは無理があります。
そこで利用したいのが葉酸サプリです。
葉酸サプリの特徴

葉酸サプリの特徴は、葉酸を効率よく摂取できるだけではなく、
体内での吸収率が高いことにあります。
食べ物からの摂取の場合の吸収率が約50%に対し、
葉酸サプリは約85%もの吸収率があります。
これは、葉酸サプリは体内での吸収率が良い形に加工された
合成葉酸が使用されているためです。
合成葉酸と聞くと、赤ちゃんのために良くないのでは?
と思う人も少なくありませんが、
実は「普段の食事に加え400μgの葉酸を栄養補助食品などから摂取」
することが推奨されているのです。
お母さんが1日400μgの合成葉酸を摂取することで、
赤ちゃんの神経管閉鎖などのリスクが約70%低減した
というデータもあるのです。
毎日の食事にプラスして葉酸サプリを継続的に摂取するように心がけましょう。