妊活中の人はたくさんいますが、一口に妊活中といっても、
人それぞれ、抱えている事情は違います。
不妊治療にも段階が色々あり、
妊活歴が長いとだんだんとステップアップしていくことになります。
具体的には、
排卵を誘発させてタイミングを合わせる方法、
精子を採って直接子宮に送り込む人工授精、
精子と卵子を取り出し、医師の手によって受精卵を作り、
これを子宮に戻す体外受精などがあります。
こういった不妊治療には公的保険が効かず、自費負担となるので、
不妊治療歴が長いほどその負担はかなりの額になってしまいます。
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不妊治療の治療費はどのくらい?

タイミング法だとそこまで高額にはならないのですが、
人工授精、体外受精とステップアップしていくと、その額は跳ね上がります。
保険のきかない自費負担ですから、人工授精だと一回数万円、
体外受精だと一回30万円くらいかかります。
その一回で妊娠できたら、自費負担でも何とかなるかもしれませんが、
何回も何回となると、妊活をあきらめざるをえなくなってしまいます。
民間の医療保険でも不妊治療が対象となっているものもあるようですが、
少子化を改善したければ不妊治療も健康保険の対象とするべきという意見は多いです。
妊活中の治療費の助成

このような声を受けて、妊活中の方への治療費の助成が出るようになりました。
体外受精の場合、一回目は30万円です。
一回目で妊娠できたなら、ほぼ助成金だけで賄えるかもしれません。
但し、これで妊娠できなければ、二回目からは15万円が上限になります。
対象になる年齢は、42歳までです。
こういった事情から、もし不妊治療を始めるのなら、
少しでも早く始めるべきだといえるでしょう。