こんにちは。
妊活研究家のハルカです。
妊活に励んでいる人は、どうして自分が妊娠しづらいのか原因を調べてそれに対応した対策を講じることが大切です。
女性の不妊の原因には、
- 排卵因子(排卵障害)
- 卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)
- 子宮因子(子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、先天奇形)
- 頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)
- 免疫因子(抗精子抗体など)
などがあります。
この中でも最も多い割合(30%)を占めているのが、排卵障害です。
一口に排卵障害といっても、ホルモンや卵胞卵巣に原因があるものまで様々です。
自分のどこに原因があって排卵障害が起こっているのかは気になりますよね。
実は排卵障害の原因には大きく分けて4つのタイプがあります。
- 視床下部・脳下垂体性タイプ
- 高プロラクチン血症タイプ
- 多嚢胞性卵巣症候群タイプ
- 早発卵巣不全タイプ
妊活対策をする前に、上記のどれに自分が該当するかをまず調べてもらいましょう。
視床下部・脳下垂体性タイプ

まず視床下部・脳下垂体性タイプの人の場合、強いストレスを長時間感じたり、過度なダイエットをし続けたことが原因で視床下部・脳下垂体性に異常が起こっている可能性があります。
そのため視床下部・脳下垂体性タイプの人は妊活において排卵を促す薬を注射、内服して排卵を誘発させるのが一般的です。
高プロラクチン血症タイプ
また、高プロラクチン血症タイプの人の場合はプロラクチンという妊娠や出産をしたときに分泌されるホルモンの血中濃度が高くなり、排卵や着床がしづらい状況になっていることがあります。
高プロラクチン血症になる原因の代表的なものは脳下垂体に腫瘍が出来るケースですが、他にもピルや抗うつ剤などの利用でホルモンバランスの乱れが起こったり、過度なストレスを感じ続けることでも高プロラクチン血症になることがあります。
高プロラクチン血症の場合、原因が明確であればスムーズに対処することが出来ますが、原因が不明な場合はプロラクチンを抑える薬を使って治療をします。
多嚢胞性卵巣症候群タイプ
そして多嚢胞性卵巣症候群タイプの場合、卵巣内に沢山の卵胞がたまり月経異常などの不妊原因を作ります。
この沢山卵胞がたまる減少をネックレスサインと呼び、超音波エコーで確認ができます。
多嚢胞性卵巣症候群タイプの患者数は大変多く、妊活中の20代から40代の女性の多くが多嚢胞性卵巣症候群を患っています。
明確な原因や根本的な治療法はまだ確立されていませんが、排卵誘発剤を使ったり外科的処置をして妊活を行っていきます。
早発卵巣不全タイプ
そして早発卵巣不全タイプの人は、40歳未満と若い年齢に関わらず卵巣機能が低下して無月経となり排卵しなくなります。
早発卵巣不全タイプの原因は未だ不明な点が多いですがホルモン療法や排卵誘発剤で妊活を行います。